厚生労働省の「男女の生活と意識に関する調査」というものがありました。この中で、いわゆる既婚者の浮気の割合を示したデータがあり、これをみると浮気は男の特権ではないようです。下表に簡単にまとめました。
過去1年間に複数のパートナーと性的な関係を持った割合 | 35歳未満 | 男性 | 6.5% |
〃 | 〃 | 女性 | 8.7% |
〃 | 35歳以上 | 男性 | 12.2% |
〃 | 〃 | 女性 | 11.0% |
男の浮気は生物学的使命から本能的なものがあるので、理解できるところがありますが、女性の場合も負けず劣らず浮気をしているようです。特に35歳以下では、男性以上の割合であることがわかります。動物行動学的には女性は強い遺伝子を得るために男に負けず劣らず浮気をするようです。
人間の場合、セックスの主要な動機が生殖だけではなく性欲を満たすことになってしまっているので、性的な快楽を求める欲求に男女の違いはないようです。古来から言われている女性の貞操とは死語なのでしょうか?それとも、もともと貞操観念とは男性の願望が作りだしたものなのでしょうか。私は、男なので女性の気持ちは解りませんが、いやらしい意味ではなく興味があるので教えてほしいものです。
考えてみたら、結婚とは人間が作り出した社会制度であり、生物の本能は神が作ったものです。なので、社会制度より神の意志の方が勝ちなんですね。貞操とは、かつての男尊女卑が横行した時代が作った神に背いた制度なんですかね。ちなみに1947年までは浮気は「姦通罪」と言って、刑法の対象であったそうです。
日本に今でも姦通罪があったら、あっちもこっちも前科者だらけになりますね。刑務所は姦通罪で満員ですね。(韓国では今でも姦通罪があるとか、ないとか)
姦通罪といえば、強姦罪は今でもあるんですね。(当たり前か!) でも2017年までは女性だけが被害者であったそうな。今は男女同等になっている様です。でも男の強姦被害者っているのだろうか? それって、どういう状況で成立するのかが興味深々。